赤ちゃんの足を育てよう 〜正しい歩き方ができる足を育てよう〜

■赤ちゃんの「足」も歩くための準備をしています

赤ちゃんは、1人で歩くために、人生の最初の1年を通して、様々な発達(おすわり、はいはい、つかまり立ちなど)の中から姿勢コントロールの能力を身につけていきます。そして、運動機能の発達だけでなく、二足歩行に重要な役割をもつ足そのものもめざましく発育します。つま先とかかとを結ぶ足の長さ(靴のサイズになる部分)は、男の子で生後1歳、女の子で生後1歳半ごろには成人の長さの半分もの大きさに成長します。脚(下肢)の長さが成人の半分になるのは3歳ごろですから、足の成長の早さには驚かされます。

■かかと・アーチ・つま先を使って正しく歩くためには?

意識して歩いてみるとわかるのですが、効率のよい歩行というのは、
(1)体重がかかとから足の外側縁に、そして足全体に移動
(2)足裏のアーチ(土踏まず)は衝撃を吸収、足を蹴りだすときには強固になって体重を支える
(3)足のアーチで支えて、爪先(足指)で地面を押し出す
という動作の連続になります。
もちろん未熟な赤ちゃんの足では、かかとと爪先の機能は統合できていません。正しく歩く足の機能がそろう3歳くらいまでの歩行姿勢は、大人と違って、安定性がないぺたぺたとした歩き方になります。しかし、この時期にかかと・アーチ・足指の機能をきちんと育てておけば、大人になってしっかりと安定した歩行ができるようになるといえます。つまり、まだ上手に歩けない乳幼児期こそ、きちんと機能を備えた足で将来にわたって効率よく正しく歩くために、おろそかにできない大切な準備期間なのです。