赤ちゃんの足を育てよう
〜赤ちゃんの足 発育カレンダー〜
赤ちゃんの足の健康は、からだ全体の成長にも大きく関係しています。そこで、足と靴の専門医である内田俊彦先生に、赤ちゃんの足を丈夫に育てるためのポイントと正しい靴選びについて教えていただきました。
■まず「歩く仕組み」を理解する
人間が二足歩行をするためのからだのメカニズムは、生まれてから約1年もの時間をかけて徐々に整備されていきます。私たちが何気なく行っている「歩く」という運動は、実は、総合的にからだを使う高度な動作で、運動神経、筋力、バランス感覚など複雑な要素がまんべんなく備わっていなくてはできないことなのです。逆にいえば、「歩く」ことは、からだ全体の健康を保つことに大きな関わりがあるということにもなるわけです。まずは、赤ちゃんが歩くまでの発達の流れを把握しておきましょう。
■赤ちゃんの運動機能の発達順序
- (1)頭から足へ
運動機能の発達は、脳の運動中枢が支配しているので、脳に近いところから発達していきます。随時運動(自分の意志で運動すること)も頭からできるようになります。 - (2)中枢から末梢(手先や足先)へ
胴体やからだの中心に近い部分から末梢へ向かって発達します。下半身の場合、おしり⇒ふともも⇒脚⇒足⇒足先の順に発達していきます。 - (3)全体から部分へ
全体的な動きから特殊な動きへ発達していきます。例えば、手でおもちゃを扱うためには、肩・ひじ等の全体に近いところの操作からできるようになっていきます。つまり、手を伸ばしてもすぐにつかめるわけではない、ということです。 - (4)両側から片側へ
からだの両側から活動が始まり、どちらか一方の優先側に発達が見られるようになります。例えば、両側で経験を重ねてから、利き手の傾向が出てくるという事です。 - (5)粗大から微細へ
筋肉には大きな筋、小さな筋があります。まず、大きな筋肉を動かせるようになってから、小さな筋肉もコントロールできるようになり、やがて複雑な動きができるようになります。