赤ちゃんの耳・鼻の健康管理 〜鼻のトラブル〜

《アレルギー性鼻炎》

2歳以下ではあまり発病しないが、最近は低年齢化がすすんでいるので要注意。

■小児アレルギー性鼻炎の特徴

ハウスダストやダニが原因となることが多く、スギ花粉が原因のいわゆる「スギ花粉症」は、低年齢化してきていますが、3歳くらいから発症することが多いです。また、ママ・パパがアレルギー体質の場合、子どももアレルギーをおこしやすい傾向があります。年々と、アレルギー性鼻炎発症の低年齢化がすすんでいますので注意が必要です。

■原因

ハウスダストやダニ、花粉などが原因物質(抗原と呼ばれます)となって、鼻の粘膜がアレルギー反応をおこします。

■症状

・鼻汁好酸球検査

鼻水の中に「好酸球」が出ているかどうか調べます。好酸球はアレルギー性鼻炎の鼻水の中に出てくる物質で、鼻水の中の好酸球が出ていればほぼアレルギー性鼻炎と考えられます。綿棒で鼻汁を採とるだけでの簡単な検査で苦痛もありませんが、何に対するアレルギーかは血液検査をしないとわかりません。

・血液検査

この検査では何に対してアレルギー反応をおこしているのかを調べることができます。アレルギーの原因がはっきりすると避けたほうがよいものがはっきりします。たとえば、ダニやハウスダストに反応するようならダニやハウスダストを避けるなどの対策ができます。

左:アレルギーで鼻の中の粘膜が腫れています。空気の通り道がありません。
右:正常な鼻腔です。
(写真提供:西城耳鼻咽喉科アレルギー科)

■治療

まず、できるだけアレルギーの原因となっている物質(抗原)を遠ざけることが治療の第一歩です。たとえば、ダニやハウスダストが原因の場合は、こまめな掃除、防ダニ布団カバーを使う、床をフローリングにするなど、なるべく原因を遠ざける工夫をしてください。それでもよくならない場合は、抗アレルギー薬、局所ステロイドスプレー(飲み薬のステロイド薬と違い、ほとんど副作用がない)などの薬を用いたり、鼻水の吸引や吸入などの処置が行われたりします。

【注意】

乳幼児の場合、アレルギー性鼻炎に滲出性中耳炎や副鼻腔炎を併発していることが多いので、ネバネバの鼻水がつづく、聞こえが悪いなどの症状があれば、早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。