赤ちゃんの肌ケア 〜赤ちゃんのスキンケア〜

赤ちゃんのスキンケア、していますか? 赤ちゃんの肌のお手入れについて、鈴の木こどもクリニックで皮膚科の診療にあたられている河原亜紀子先生に、お話をうかがいます。

■基本は「クリーン+保湿&低刺激」

赤ちゃんの肌ケアは、「こまめに洗浄して清潔に保つこと」「洗ったら保湿をすること」「洗浄や保湿には『低刺激』のアイテムを使うこと」が柱になります。日常的に適切なスキンケアをして、清潔で保湿の十分な肌状態が保たれていれば、肌の生理機能も順調に発達し、トラブルは確実に少なくなります。体質にもよりますが、同じアトピー体質の赤ちゃんでも、日頃のスキンケアでコンディションが全然違ってくるのです。赤ちゃんの肌の健康には、親が手をかけてスキンケアすることが基本です。

■汚れたら「やさしく洗う⇒すぐ保湿」が基本

お散歩から帰ったあと、外遊びのあと、手や顔、ひさこぞうなど、汚れたところを石けんできれいに洗い、ローションやクリームでこまめに保湿しましょう。水道水の流水で20秒以上流せば、細菌などは落ちてしまうので、必ずしも殺菌成分入り石けんでなくてかまいません。
また、ごはんやおやつ、ミルクのあとで汚れた手や口のまわりも、水で湿らせたガーゼなどでこまめにふいてください。よだれや食べかす、ミルクなどの汚れが肌に残っているとトラブルの原因になります。日頃から汚れたら「洗浄+保湿」を習慣にしましょう。

■スキンケアといえば、やっぱりお風呂

毎日お風呂に入れることは、肌の自浄作用を高め、肌の健康を保つためにとても大切です。 肌の全身チェックにもなりますから、上手に活用しましょう。

【赤ちゃんの入浴チェックポイント】

□シャワーよりお風呂がベター

シャワーは手軽ですが、なるべくなら湯船につけて代謝を促進し、肌の自浄作用を高めてあげましょう。お湯の温度はお母さんの羊水に近い少しぬるめの38度くらいが適温です。

□全身くまなく洗うべし

手か柔らかいガーゼでやさしく洗います。石けんで洗ったら、洗浄成分はしっかりすすいでください。赤ちゃんは思いのほかくびれが多いので、ひだやしわを伸ばして洗い残しのないようにしましょう。汚れや洗浄成分がひだやしわに残っていると、湿疹などのトラブルの原因になります。

□石けん・ボディソープ

特に赤ちゃん用である必要はありませんが、刺激の少ないものをつかいましょう。できれば香料、色素などが入っていないものを選びましょう。輸入品は国内の製品と成分の規格が違うことがあるので、注意が必要です。また、人によっては、特定の植物にアレルギーをおこす場合があります。アロエや桃の葉などハーブ系のものを使うときには、注意が必要です。

□赤ちゃんの洗髪は頭皮をしっかり洗う

赤ちゃんの頭を洗うときは、頭皮をしっかり洗って、洗浄成分をよく流しましょう。6か月くらいまでの赤ちゃんに多い脂漏性湿疹(頭皮に黄色い脂がこびりつく湿疹)の原因はほとんどが洗浄不足です。

□お風呂からあがったら、すぐ保湿

お風呂からあがって、水分をやわらかいタオルでやさしく吸い取ったら、すぐ全身を保湿しましょう。特に足や腕、肩甲骨の上あたりは皮脂が少なく保湿力が弱いので、ローションやクリームなどで乾燥をふせぎます。