乳児健診の基礎知識 〜乳児健診の心得〜

乳児健診はどうして必要なの?健診のとき、お医者さんは赤ちゃんの何をチェックしているの?そんな疑問をお持ちのママも多いのではないでしょうか?そこで、乳児健診のポイントについて、鈴木先生に伺いました。

■赤ちゃんの発達や成長の過程を確認しましょう

赤ちゃんの発育を確認するには、生後1か月、3か月、6か月、9か月、1歳、1歳6か月ごろが目安になると思います。自治体によって、健診が無料(公費負担)で受けられる月齢は違いますが、なるべく自治体の乳児健診は必ず受けておきましょう。健診は、心身の発育をチェックするだけでなく、先天性の病気の早期発見や早期治療のためにも大切です。育児上の心配ごとを相談できるチャンスでもありますから、健診のお知らせが届いたら日時を確認して、ぜひ積極的に参加したいですね。

★発達面の確認ポイント…… 姿勢、反射、月齢にあった運動能力や精神面の発達のチェックなど
★成長面での確認ポイント…… 身長、体重、頭囲、胸囲など

■健診はテストではありません

「健診に備えて、積み木や指差しなどを家で練習しておいた方がいいですか?」という質問を受けることがありますが、全く意味がありません。健診で行われる「寝返りができるか」「積み木をつめるか」といった項目は、赤ちゃんが現在どういう発育段階にあるかを把握するための目安にすぎないからです。医師は、筋肉の緊張状態や、全身の協調運動や細かい動作、周囲への関心の度合いや言葉など、総合的な観点から赤ちゃんの発育を判断するので、そういった項目が「できる」「できない」は本質的な問題ではないのです。

■健診の4つの心得

(1)持ち物

健診の書類、筆記用具、母子手帳、健康保険証、診察券、タオル、着替え、替えオムツ、小銭、ティッシュ、ビニール袋など

(2)赤ちゃんの服装

着せたり脱がせたりが簡単な洋服を選びましょう。

(3)授乳は済ませてから

健診中に吐いたりしないように、家を出る前に授乳はすませましょう。お腹がいっぱいなら赤ちゃんの機嫌もよく、十分な健診が受けられます。

(4)健康状態

当日に赤ちゃんの具合が悪くなったら、連絡して別の日に行きましょう。健康状態の悪いときは、他のママや赤ちゃんに迷惑がかかることもありますし、十分な健診が受けられない場合もあります。