発疹がでた 〜熱が出る発疹〜
赤ちゃんの発疹は、病原体による感染症や、皮膚のトラブルによるものなど、さまざまな原因で生じます。感染症の場合は人にうつる可能性があり、発熱を伴うことも多く、重症化することもあります。また、皮膚病の場合は、間違ったケアをしてしまうと症状を悪化させることがあります。発疹を見つけたら医師に相談しましょう。
●はしか
《特徴》
- □38度位の発熱とくしゃみ、鼻水、乾いたセキ、目の充血などが、2日〜3日つづく
- □発疹が出る前にほほの内側に特有の白いプツプツ(コプリック斑)が見られる
- □熱は一度下がるが、すぐに40度近い高熱をぶり返し、3〜5日続く
- □顔に小さな赤いぽつぽつが出て、急速に全身へ広がる
- □発疹はお互いに癒合して肌がまだら状になる
- □熱が下がると発疹の色が茶色っぽくなり、退色しはじめる
- □発疹がおさまっても、しばらくは色素沈着が残る
《ケア》
治療法はとくになく、症状に応じて対症療法が行われます。はしか(麻疹)は肺炎や脳炎など様々な合併症を起こし、今だに毎年死亡者が出る恐ろしい病気です。1歳をすぎたら、なるべく早くワクチンの予防接種をすることを強くおすすめします。
●風疹
飛まつ感染で、一般には軽症ですみます。風疹ウィルスによる感染症で、「3日ばしか」と呼ばれることがありますが、「はしか」とは関係ありません。また、免疫のない妊娠初期の女性がかかると、胎児に影響を及ぼす可能性があります。
《症状》
- □38度くらいの発熱とともに、細かい赤い発疹が顔や首から全身に広がる
- □発疹はその後3〜4日で消え、色素沈着もない
- □首や耳の後ろのリンパ節がはれて、押すと痛む
《ケア》
発疹の出ている間、安静にしていればとくに治療の必要はありません。赤ちゃんがかかる確率は低く、軽症ですむことが多いのですが、まれに風疹脳炎や血小板減少性紫斑症を合併することもあります。1歳を過ぎて「はしか」の予防接種が済んだら、次に風疹の予防接種をしておきましょう。