赤ちゃんの下痢 〜ケア編〜

下痢便の刺激でおしりがかぶれやすくなるので、こまめにおむつを換えましょう。また、何度もおしりをふくと皮膚を傷めるので、座浴や、シャワーで洗い流すようにしましょう。おむつかぶれがひどいときは、かかりつけのお医者さんに診てもらってください。

[ちょっと知っておきたい「病原体が原因でない下痢」のおはなし]

(1)乳糖不耐症

母乳やミルクに含まれる乳糖は、「乳糖分解酵素」(ラクターゼ)の働きで分解され腸から吸収されます。ところがこのラクターゼが働かないと、乳糖を分解することができず、消化不良になり下痢をおこしてしまいます。これを「乳糖不耐症」といいます。生まれつきラクターゼを持たない赤ちゃんもいますが、多くは胃腸炎などによって腸の粘膜があれて、ラクターゼの働きが低下する二次性の乳糖不耐性です。これは下痢やおう吐、腹痛などの症状がおさまったのに、すっぱいにおいのする下痢が1〜2週間だらだらと続きます。治療は、乳糖分解酵素の薬を飲んだり、乳糖を含まないミルク(ラクトレスなど)を与えます。

(2)アレルギー性の下痢

食物アレルギーのため、下痢がおこることがあります。赤ちゃんは消化吸収する働きが未熟なので、食物を大きな分子の状態で吸収してしまい、アレルギーをおこすことがあります。成長により、消化吸収力が成熟してくると、だんだんアレルギーをおこさなくなります。下痢がつづき、食物アレルギーの疑いがあるときはかかりつけの小児科医や、アレルギー専門医にまず相談してください。症状が強い場合は厳密な検査をしてから、食物制限を行うこともあります。自己判断で安易に食事制限すると、赤ちゃんが栄養障害におちいることもあるので注意が必要です。