インフルエンザ対策講座 〜治療編〜
インフルエンザが猛威をふるう冬が近づいてきました。もし、インフルエンザにかかってしまったら、いったいどんな対処をすればいいのでしょうか。そこで、インフルエンザの治療について、鈴木先生に伺いました。
■インフルエンザの症状
「インフルエンザ」が「普通のかぜ」と違うところは、鼻水やのどのはれ、せきなどの症状以外に、40℃近い急激な発熱や全身の倦怠感、頭痛などの全身症状が強く現れる点です。さらに下痢やおう吐、筋肉痛などがみられることもあります。感染してからは、通常1日〜3日ほどの潜伏期で症状が現れます。高熱は3日〜5日続いて下がりますが、再び1〜2日ほど発熱する例も多いです(インフルエンザの二峰性発熱と呼ばれています)。
■インフルエンザの治療方法
これまでは、(1)突然の発症、(2)38度以上の発熱、(3)かぜの症状、(4)全身の倦怠感、の4つの症状がそろえばインフルエンザと診断されてきました。このため、実際は「インフルエンザではないかぜ」が「インフルエンザ」として扱われていたと考えられ、これがワクチンがきかない理由のひとつになっていたものと思われます。現在では、「インフルエンザ診断キット」の使用で、正確にしかも簡単に診断できるようになりました。インフルエンザの感染が疑われる場合は、なるべく早く病院にいって、検査を受けるようにしましょう。
■インフルエンザ治療薬
インフルエンザウイルスは、鼻やのど、気管支で増殖して全身に広がります。しかし、インフルエンザ治療薬は、感染初期のウイルスがまだ全身に広がる前に、ウイルスの増殖をおさえて、症状を軽く済ませす。したがって、感染してから48時間以内に服用しないと、効果が期待できません。